業界で【ホエール=クジラ】とも呼ばれる賭け金の高いプレイヤー、「ハイローラー」は、一晩で数千万、いえ、数億という金額でプレイします。
何でハイローラーはそんなに使うの?! それは人それぞれ理由があるのでしょうけど、$1ベットも$1,000ベットも、結局のところ結果は「0」の多さが違うだけ。賭け金が高いだけに、勝った時のリターンもバカ高いから、お金持ってる人たちにはワタクシたちの$1が$1,000の感覚と同じなのでしょうね。
カジノによっては、ハイローラー向けのウェルカムオファーを用意していたりもします。
スナッチカジノは、ハイローラー向けウェルカムボーナスとして、最大900,000円のボーナスがもらえちゃうんですΣ(・ω・ノ)ノ!
桁が多いw
さて、カジノの利益って、実は約70%がハイローラーから得ていること、知ってました?
なのでハイローラープレイヤーは、カジノから特別待遇を受けます。ハイローラーだろうがワタクシのような平民だろうが、皆、待遇の良いカジノに行くのは当然のこと。王様のように扱われて嫌な人、いませんものね。
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特別待遇とサービス
ハイローラーはどんな特別待遇を受けるの?
それはカジノによって異なるんですが、VIPルームを持つカジノは、独自のサービスを提供しています。例えば、コネチカット州マサチューセッツにあるFoxwoods Resort Casinoでのハイローラープレイヤーは、ハイローラー・ラグジュアリー・レーン&ラウンジという、VIP専用ボーリングレーンがあり、食事やドリンクサービスがあります。
5つ星ホテルルームの割引、もしくは無料ルーム、ドリンクや食事もタダ、もちろん極上のサービス付き、なんていうのは最も一般的。
スーパーハイローラーなら、有名シェフによるルームサービス、グルメ料理、ショーやコンサートの前列席、リムジン送迎、チャータージェット機、そして豪華なスイートルームなどのサービスもよくある話。
💎 VIPってどうやったらなれる?
カジノVIPになるには
クレジット
カジノが最も大きなホエールを惹き付けるためにすることは、「信用」を提供すること。プレイヤーは1億を資金にプレイしたいけれど、この金額を現金で持ち運ぶことやATMから引き出すことは難しいですよね。
大部分のプレイヤーはそんなに多額の賭けはしませんが、ハイローラーはカジノで一晩に数億円も使うことが可能なことから、カジノはテーブルゲームでのクレジット、いわゆる「ツケ」を提供しています。リッチなプレイヤーほど、このクレジット制限は高いのです。
カジノは多額のお金を落とすハイローラーを失うのを恐れ、しばしば追加でクレジットを提供します。例えば景気後退期には、ラスベガスのカジノがハイローラーに提供したクレジットの額は高く、ハイローラーにクレジットを渡し続けました。そしてこのツケが、どんどん膨らんでいったのです。
不良債権を避けるために、カジノは数億の手当を控除しました。2012年、ラスベガスのサンズ・カジノは、約492億の回収不能を控除したと伝えられています。シーザーズ・パレスは200億以上を、ウィン・リゾートとMGM リゾートは約100億の控除を行いました。すごい額ですね・・・
ツケのあるハイローラーはどうする?
富豪であるに違いないホエールたちはカジノのVIPルームに入り、テーブルゲームで数億を失ったというカジノの伝承はたくさんあります。その中には、ウォーリアー(戦士)として知られていた日本人不動産王、柏木昭男という人物も。
柏木昭男は1990年、アトランティックシティのトランプ・プラザ(そう、トランプ大統領が当時所有していたカジノ)で、6日間伝説的なバカラのセッションを行いました。1ラウンドに2千万を賭け、結果12億を失ったことも。その2年後、柏木昭男は自宅で遺体となって発見されました。噂では、カジノへのツケが関係しているのではないか、という声も。彼には、カジノに9億のツケが残っていたと言われています。
ほとんどの場合、ハイローラーはカジノのツケを払おうと、さらにプレイするのです。実際、クレジット制度を提供するカジノは、ツケをしているハイローラーを必ず持っています。クレジットは、ハイローラーにとっても、カジノにとっても利点なんですね。
💸 カジノのツケ? ドナルド・トランプが関与してる?
ハイローラー柏木昭男のギャンブルと闇に葬られた死
バッド・ルーザー
勝てば楽しいですが、ハッピーな敗者はいません。ハイローラーだって同じこと。ハイローラーが負けると、カジノスタッフにとってはまったく最悪なプレイヤーになることがあります。
ラスベガスで働くディーラーによると、負けたハイローラーがディーラーにカードやシガーを投げつけたり、顔に煙を吐き出したりすることがあると語りました。さらには、椅子を投げたり、人を殴ったり、ゲームテーブルをひっくり返そうとしたり、セキュリティと争ったりするハイローラーもいるそうです。「殺してやる!」と脅した人もいるそう。
「勝っている時は冗談を飛ばしたり、笑顔でディーラーに気前のいいチップを弾んだりしますが、一旦負けだすと、突然彼らは変わります。テーブルを叩いたりして凶暴になります。たった1枚のカードが、人を全く別人に変えることができるのです。」
と語るディーラー。ハイローラーは財力があるだけに、殺す、なんて言われると本当に怖いですね。
さて、カジノはあるプレイヤーが大きな額の口座を開くからといって、直ぐにハイステークスプレイヤーだと見なすわけではありません。一部のプレイヤーは、ハイローラーのように見せかけるためにこれを行います。
そんな見せかけのハイローラーは少しのサービスを受けるでしょうが、大金を賭ける「本物」のホエールかどうかは、カジノは細心の注意を払って観察しています。カジノだって、無駄に極上のサービスを与えたくはありませんからね。そしてカジノ側は本物と見せかけを見抜くのに長けています。
あ〜あ、ワタクシもいつかプライベートジェットでお迎えに来てくれるくらいの身分になりたいわぁ♡